ヤクルトの失速もあり阪神がようやく3位に戻った。ここまで来ると監督解任の話も出なくなると思うが、今年の真弓監督による大改革はまだ道半ばだ。
去年末の時点で阪神には根本的な問題が3つもあった。1つ目は先発投手陣の弱体化、2つ目は長打力不足、3つ目は選手の高齢化だ。このうち先発投手陣についてはほぼ目処が立った。能見、岩田、久保の成長で序盤で崩れる事は少なくなり、救援陣の負担も減った。長打力についてはブラゼルの加入などで多少よくなったが、それでも本塁打数は12球団で最下位だ。おまけに打率が下がっているのであまりいい状態ではない。
最大の問題は高齢化だ。未だに野手の主力は30台〜40台で、あまり真弓監督も選手の若返りに積極的ではない。明らかに調子の上がらない福原や高橋光を使い続ける一方で、バルディリスなどは去年より一軍試合数が大きく減ってしまった。ただ野手の若手選手層が薄いのも事実で、今回一軍入りしたルーキーの野原祐とバルディリスを除くと、上げられそうなのはやはりルーキーの柴田くらいしかいない。
こうしてみると改革の道のりはまだ遥か遠く、今の戦力では優勝などとても無理だ。予算的には12球団で最高レベルのチームだが、リーグ優勝は2005年以降なく、日本一は1985年だけだ。かける金額と強さは明らかに見合っていない。今年のオフはベテラン勢の年棒に大鉈が振るわれる事になると思うが、その金を若手の強化に回さないと結局Aクラスまでのチームになってしまうだろう。若手の強化に成功した巨人が独走しているので、阪神が強くならないとプロ野球全体が面白くならない。
2009年09月13日
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