民主党が衆院選で大勝して政権交代が確実になったが、正直言ってあまりうれしくない。民主党が優れているからでなく自民党が自滅したからだ。
そもそも選挙を始める時点でひどかった。政策でポイントを上げられずに期限ぎりぎりに追い詰められて始めた選挙だが、それでも公示前はまだ敗北の程度を押さえることはできた。本当にひどかったのはそこからだ。政権選択や政策がテーマになっているのに首脳部は民主党にネガティブキャンペーンをやって逆に印象を悪くした。そのうえ個々の候補者は自民党の現状と自分の実績とを切り分けるような言い方をした。これでは自民党自体が将来の政策に対して責任を持っていないと取られても仕方がない。選挙対策が民意とかけ離れており、前回も触れたが自民党全体の能力低下を露呈した形になってしまった。
私は典型的な無党派なので最後まで自民党に票を入れようか悩んでいた。しかし結局入れられなかった。あまりに言っている事がひどかったからだ。これでは二大政党というより中政党一つと小政党一つという感じだ。選択の余地がない政権選択というのは国民にとって不幸な事だ。
今の自民党にとって必要なのはとにかく議論する事だろう。無駄な足の引っ張り合いばかりしていたら国民の信頼をなくすのは当たり前だ。何が間違っていたのか、本当に必要なことは何かをしっかりと議論しないと本当に自民党は崩壊してしまうかもしれない。だが今の衆院選は壮大なオセロゲームだ。前回は郵政選挙で自民党が勝ち、今回は政権選択で民主党が勝った。正しく議論を深めて組織を立て直せば、次回の衆院選で自民党が勝つのも不可能ではない。そうでないと真の二大政党制にならず、政治が改善されることもないだろう。
2009年08月30日
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