2009年07月01日

バラエティにお笑い芸人はいない

バラエティ番組という形式は実は欧米にはほとんどない。おそらく日本発祥で東アジアに広まっている形式だと思われる。始めたのはおそらく今のお笑い御三家の世代だろう。元気が出るテレビや笑っていいともがバラエティの基礎になっていると思う。
それまでのお笑い芸人は地位の低いものだった。しかしバラエティができてその司会をお笑い芸人が務めるようになると、お笑い芸人の地位は飛躍的に上がった。その代わりにバラエティ番組の中でお笑いは絶対的なものではなくなってしまった。
バラエティで必要なのは笑いではない。バラエティは文字通り様々な要素を番組内に収める必要があるため、計算できる事が何より重要視される。たとえ笑いが滑っても常に滑っていれば「すべり芸」としてバラエティでは重宝される。コントや漫才では有り得ない事だ。そう考えると今見ているお笑い芸人の大半は実は「バラエティ芸人」なのだ。
最近になって「お笑い」が「バラエティ」に侵食される例が目立ってきた。芸でなくシステムで笑わせるエンタの神様などはその典型だ。コント番組もほとんどない。特にゴールデンには「笑える」番組が少なく、深夜に近いほうが多い気がする。これはあまりいい傾向とは思えない。そう考えるとガキの使いとリンカーンという明らかに「お笑い」寄りの番組を2つも持っているダウンタウンは重要な存在なのだろう。
posted by 探求者atom at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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