金正日が権力を握った時、北朝鮮は崩壊の際にあった。ソビエト崩壊による支援の中止と、金日成死後の権力闘争による社会体制崩壊などにより大飢饉が発生し、数十〜数百万の人民が死亡した。それを乗り越える力になったのは軍事独裁と中国からの支援だ。金正日の政治はずっとこの2つの力の間にあった。
そして金正日は病に倒れた。金日成の治世は50年近く続き、一時は韓国よりも豊かだった。金正日の治世はまだ10数年で、韓国との差は開く一方だ。金正日を支えた2つの力は権力闘争をしているようだ。中国寄りの張成沢が実権を握っているが、軍部を抑え切れていないと言われている。
だがあまり誰も気にしていない第3の勢力がある。それを明確に示す数少ないニュースがこれだ。韓国入りした脱北者は約15000人、富裕層の中にも韓国のテレビを見て、韓国に憧れて死線を越える者がいる。北朝鮮の民衆は軍部でも中国でもなく明確に韓国への帰属を望んでいる。軍事独裁が破られれば38度線は崩壊するだろう。
2009年06月15日
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