2009年04月12日

阪神真弓監督の途方もない頑固さ

4/11日の巨人-阪神戦で奇妙なシーンがあった。7回に阪神の能見投手が打たれて交代した後の事だ。それは明らかな継投ミスで、解説者全員が遅すぎるといっていた。その後ベンチの真弓監督を写すと、鷹のような厳しい目をして平然とノートを開いていたのだ。
何だろうこの落ち着きは。日本有数の人気チームの新人監督で、しかも采配ミスの後なのだ。その画面からは得体の知れない頑固さが漂っていた。
真弓監督の考えは明確で、しかも一貫している。それは去年後半の失速が元になっている。プロ野球順位変動グラフを見るとわかるが、最終順位こそ2位だが後半はAクラスがやっとの成績だ。岡田元監督の更迭もそれが理由だった。原因は救援陣と打線のつなぎにこだわりすぎて、先発陣と長打力が不足した事にある。順位だけ見れば2位でもチーム力は明らかに落ちているのだ。その改善こそが真弓監督の最優先事項になっている。
真弓監督の指揮はすべてそれに基づいている。若手投手を高く評価するのも、怪我人を休ませるのも、先発陣を無理やり引っ張るのも、打率の低いメンチや桜井を入れるのも、打者に強打を要求するのも、すべて一貫している。その結果が4/12日現在の5位という順位だ。このまま行けばAクラスも厳しいかもしれない。それでもこの人は方向を変えないだろう。
この方向性は真弓監督の経歴も影響している。現役時代は強打の先頭打者として名を馳せており、コーチ時代はやはり強打の近鉄を梨田監督の下で指導していた。またパ・リーグはセ・リーグより先発投手を重視している。これらの経験が元になって今の方向性になっているのだろう。
明確な結果は少しずつ出ている。チームバッティングから解き放たれた金本の7本塁打が最初の成果だ。既に去年の1/4である。新井も2本塁打で、やはり去年の1/4だ。この人はよほど強打を要求されているらしく外野フライばかりを打っている。ただ今年の成績がどうなるのか、またフロントやファンが変革に耐えられるかどうかは良くわからない。間違いないのは真弓監督が方針を変えないことだ。この頑固親父の変革が成功するかという見方で試合を見るのも面白いかもしれない。
posted by 探求者atom at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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