米Yahooファイナンスで見るとある程度安定していた欧州株が急に下がっている。この原因が良くわからない。アメリカ経済は相変わらずひどい状況なので下がるのもわかるが、欧州はそこまでひどくない。日本や中国はあまり下がらず、欧州が株価下落を先導しているような状況だ。
考えられる理由が1つある。それは前回書いた欧州の金融規制強化方針だ。金融の関係者は今までの自由放任世界経済で大金を稼いでおり、アメリカの金融企業トップは今も途方もない報酬を得て非難を浴びている。規制強化や企業国有化となれば高額報酬が削られるのは目に見えている。ただ現在の金融業界は自力再生不能な状況下にあり、この状況下で資金援助は受けても規制を嫌がるのは身勝手としか言いようがない。
すでに英米は非常に重要な首脳会議により世界的な金融規制強化で一致している。もちろん欧州での会議内容を受けたものだ。一番規制強化に慎重だった英米が一致した事で、4/2の金融サミットでの規制強化はほぼ決定したと言っていい。この状況下でアメリカと欧州の株が急激に下がっているという事は象徴的でもある。世界経済の世界政治に対する反抗と言えるかもしれない。
現在の野放図なグローバル経済は必ず規制されなければならない。そして世界レベルで経済を制御するシステムを作らなければ今回の危機を抜け出す事はできない。4/2の金融サミットはその第一歩となる重要なものになるだろう。間違いないのは今まさに世界政治が歪んだ世界経済を打ち倒すべく戦いを始めようとしている事だ。欧米の指導者はその事をよく理解しており、戦い抜く覚悟もある。
さて日本の政治家たちは何をやっているのだろうか?正直言って彼らが今何をやっても景気には大して影響がないのだが、馬鹿げた足の引っ張り合いはいい加減勘弁して欲しい。
2009年03月05日
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