2009年02月24日

世界経済は緊急退避から脱した

日経平均が下がっている。不況が原因だとか政治空白のせいだとかニュースで報じているが、グローバル経済の下ではそんな事は関係ないという事にそろそろ気づいて欲しい。理由は簡単だ。米ダウが急落しているからだ。
世界中の指標が見られるとても便利な米Yahooファイナンスで確認すると、2月中旬から米ダウが急落し、同時にドルが上昇している。一見すると矛盾するこの動きは、実は昨年末の株安円高の動きと同じだ。これは世界的な金融不安に対する日本円への緊急避難だった。その動きが逆転したという事は、世界経済が緊急避難から脱した事を意味する。
以前にも触れたが米ダウは他国の指標と比べて高止まりしていた。他国の指標が半減しているのに、今回の不況の発信源である米ダウがそこまで下がっていないのはおかしい。実際昨年10月の急落後、他国の指標が比較的安定しているのに米ダウだけはずるずると下がっていた。そして今回の急落である。この高止まりは経済的な破滅への恐怖心からだと思う。それが無くなったという事は恐怖が薄らいだという事だ。
オバマ新大統領の熱狂的な人気は既になくなったが、その着実な変革はぶれがない。その中心にあるのは大不況の中で社会的混乱を抑えるために下層市民を保護する事だ。もともと彼が大統領になる決定打となったのは「チェンジ」という劇的なキャッチフレーズより安定感と聡明さである。今誰がリーダーでもアメリカの経済がうまくいく事はないが、オバマ大統領なら失敗を小さくすることができる。そしてドルが上がり米ダウが下がる訳だ。
したがって米ダウが急落しても日経平均が急落する事はまずない。今日(2/24)の動きを見ても急落して押し戻している。米ダウ下落に引きずられて押し戻すという今まで通りの動きだ。円安は輸出企業にはプラスに働く。米ダウの落ち方にもよるが、ある程度引きずられた後に再び安定した動きに戻るだろう。
posted by 探求者atom at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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